紋別～美幸線区間(2)へ

　【紋別バスターミナルで改めて車を借り出し、美幸線区間へも足をのばしました】

　紋別到着の翌日。私の実際の行動は、紋別市街を路線バス利用で、バス利用にこだわっての観光をしたのですが、「街と鉄道・2010夏の北海道シリーズ」では順番を入れ替え、次は、そのまた翌日の「紋別バスターミナルで改めて車を借り出しての旅」を扱います。

紋別市街のいわゆる飲み屋街

　この朝も、朝食から宿泊する紋別プリンスホテルのご馳走でご満悦。準備を終えた後、ホテルから徒歩6-7分ほどの場所にある、レンタカー事務所併設の紋別バスターミナルへと向かいました。
　飲み屋街を抜けると、バスターミナル到着。既に、一昨日にここに車を返しに来ていて、翌々日にこの男がまた来ることを、トヨタレンタリース側も把握済の為、借り出しは必要最小限の時間のみで完了。すぐに車を、旧美幸線方向へ向け、北上させました。

　紋別バスターミナルを出発して1時間半。レンタカーに装着されたナビが、「そろそろ休め」と音声を出す。まぁ、安全面も考えれば、ナビに逆らうほどの子供でもない。ちょうど、駐車エリアがありましたから、ここで休憩です。

　ここで休憩。上幌内山の里パーキング(紋別郡雄武町)

　ちょうど紋別から1時間半運転し、到着していたのは、上幌内山の里パーキングという場所。
　現在の住所でいうと、紋別郡雄武町になります。まだ、美深峠を越えていないので、美深町には入っておらず、雄武町になります。気分転換の為、車の外を少し歩く。左の写真でいうと、左写真内の左側が駐車エリア。そして、目に入ったのが、左写真内の中央の様子。パッと見て、これが何だかわりますよね。ここは廃校となった小学校跡です。かつては、ここにも学校が維持されるだけの集落があった。しかしこの日、私がちょっと歩いたくらいでは、まったく人気(ひとけ)を感じられなかった、この地。北海道は本当に"深い"です。

　十分な休憩後、出発。ほどなく、美深峠を越え、かつての国鉄美幸線の終着駅であり、その後、路線を北へと延ばそうとしていた仁宇布駅跡に到着しました。

　その仁宇布到着後、私がこの日、まず目を向けたのが、羊乳でした。
　「美深の羊乳」。　実は、この話、既に一度、「街と鉄道」で扱ったことがありました。前回、私が羊乳を飲んだのは、札幌の藻岩山展望台。しかし、その藻岩山で飲んだ羊乳は、美深産でした。そして今日は、「美深で美深産の羊乳を飲む」。確かに、クセはありますが、この日も羊乳を美味しく頂きました。

　まずは"羊乳休憩"しましたが、本来の私の目的である、旧美幸線仁宇布駅跡を見に行きましょう。相変わらず、"盛況"でした。

美幸線記念碑(仁宇布駅跡)

仁宇布駅跡に残される鉄道関連"資料"

　先ほど、意識的に"盛況"という言葉を使いました。それは、ここ、仁宇布駅跡の「トロッコ王国」がいまだに立派に維持されていること。いや、維持なんてもんじゃない、結構な数の人がここに来ていること、です。この地で、よく頑張ってますよね。美幸線線路跡を利用した「トロッコ王国」。これからも我々は応援しています。

仁宇布駅跡「トロッコ王国」の盛況ぶり

仁宇布駅跡「トロッコ王国」の盛況ぶり

仁宇布の北、美幸線未成線区間の志美宇丹。この街も「街と鉄道」こだわりの地ですが…