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【いつ、誰が見ても圧倒される、戸井線の汐首陸橋】 戸井線の未成線跡を代表する遺構である汐首陸橋。いつ、誰が見ても圧倒されるそのスケール。だからこそ、汐首陸橋は JTB発行・鉄道未成線跡を歩く 国鉄編(森口誠之著) の表紙写真を飾っている…  この日も粗悪コンクリート剥き出しだった汐首陸橋。敷設の経緯、そして事実上、敷設中止が確定するまで等の話は前述の"鉄道未成線跡を歩く"を読んで頂いたほうがよい。「街と鉄道」では、ただただこのアーチを眺めることにその価値を見出したい。ここから下北半島までは直線で20km弱。その下北にも、今目の前に立つアーチと同じような歴史をたどったアーチが残る。直線距離で考えれば近い下北も、津軽海峡の存在は両区間の距離を数字以上に遠いものにする。しかし、数字以上に遠い両地域に、同じアーチ… 津軽海峡の奥の深さの一端を感じることができたように思いました。 あまりに深い、津軽海峡の世界。ここで少しのんびりしていきましょう。    ここでは、アーチの前から立ち去り難くなる。私以外にも多くの人が同じ心情になると思う。だからこそ私は、瀬田来〜恵山方面(東方向)へと歩くことで、当地で使う時間を長くしました。 |
戸井線跡に沿って瀬田来から恵山方面へ