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【瀬田来地区の戸井線アーチへ】 汐首で、そのまま当地を立ち去れなくなった私は、瀬田来方面へと歩き始めました。 汐首〜瀬田来 間にて  左写真の石積み。そして海峡の向こうに見える下北半島…さらに瀬田来方面へと国道278号の歩道を歩きました。道中、トンネル等の戸井線の遺構がチラチラと顔を覗かせていました。  このトンネルの向こう側に出ると、瀬田来の集落、そして戸井線の陸橋が現れます。    戸井線のアーチ、アーチ、またアーチと続く瀬田来地区。このアーチが今後も残っていくのか、私は知る由もない。ただ、このアーチが残る限り、第2次大戦は過去のものとはならない。少なくとも私はそう思う。このアーチからの下北の眺めは、間違いなく当時と同じでしょう…  好天に恵まれ、充分納得のいく時間を過ごすことが出来た戸井線未成線跡の旅。アーチ、アーチ、アーチ… 津軽海峡をはさんで両側で目にすることができる第2次大戦中に建設された、粗悪コンクリートのアーチ橋を連続して目にした2005年を、私は一生忘れないでしょう。それほどこれらのアーチ群は私を圧倒しました。 素晴らしかった戸井線跡の旅。ただ1つ残念だったことを記すと、戸井線跡の旅での最後の自分へのご褒美になるはずだった恵山散策が、突然の叩きつけるようなにわか雨により中止させられたことでした。  |
9.大沼公園 へ進む
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