平山明神山

【平山明神山頂西側、岩峰上からの展望】

まず、岩峰上からの展望を見て下さい。話はそれからです。

平山明神山頂西側岩峰上から、茶臼山そして津具方面を望む (北側への展望)

平山明神山頂西側岩峰上から、佐久間方面を望む (東側への展望)

天気がいいこともあり、岩峰上から北側を望む(上写真)と、茶臼山まではっきり見えています。愛知県最高峰、標高1415mの茶臼山は、天竜川と矢作川(愛知県西三河地方の主要河川)の分水嶺です。このジャンダルムからは、異なる水系の山まではっきり見渡すことができるのです。

そして、茶臼山の眼下に広がるのは、津具です。上写真では、津具の街並みなど見ることなど出来ませんが、私が大好きな津具の街は、茶臼山のふもとに広がっているのです。

一方、岩峰上から東側を望むと、谷の街・佐久間を隠している山なみと、はるか彼方の南アルプス最深部を目にすることができます。

やはり、天気がよい日は、努力して登ってきた者たちに素晴らしい贈り物をしてくれます。

これだけの眺めを目にしながらのお弁当は、本当においしい。「山頂で、お弁当を食べるために山登りする」のは、決して不純な動機ではないのです。

しかし、いつまでもここに留まるわけにはいかない。帰りの田口までの足は、15時過ぎに、行きにタクシーを降りた黒倉バス停に来る、豊鉄バス・田口本郷線なのです。帰りは、ちょうどよい時間にバスが来るのです。

そして、14:40分過ぎ。無事に黒倉バス停にたどり着いた私は、田口本郷線で田口へと向かい、5分弱の接続で、本長篠駅前行バスに乗り込むのでした。

(2001年4月追記：豊鉄バス・田口本郷線は、2001年3月31日をもって設楽町営バス(田口側)、東栄町営バス(本郷側)に移管されました。しかし日祝日は運行中止になった上に完全な形での路線移管ではないため、設楽町-東栄町境付近に公共バス路線の空白地帯が出来てしまいました。上述の黒倉バス停には、これからも平日のみ設楽町営バス・田口行きが来てくれます)

奥三河の様々な場所から、平山明神山を仰ぎ見る