北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線
【奇跡は起きず。ふるさと銀河線(池北線)は廃止されていました】
ふるさと銀河線の南側起点だったJR根室本線・池田駅
2007年8月11日夕方。 私は池田駅前に立っていました。
池田駅前に立ったのはちょうど2年ぶり。右写真は、この日 07/8/11の池田駅。正直言って、2年前と変わり映えしないことが逆に寂しくなりました。
2005年夏の段階で、既に翌06年春の全線廃止が動かしようの無い既定事実となっていた 北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線(旧国鉄池北線)。当然ながら、奇跡など起きる訳も無く、私が池田駅前に来た07/8/11のこの日、ふるさと銀河線は消えていました。「池田駅の様子が2年前とまるで変わっていなかった」 1年ちょっと前のふるさと銀河線廃止は大きな出来事ではなかったのではないか？ うがった見方かもしれませんが、ふるさと銀河線が走る続ける姿を見たかった人間としては、どうしても僻みっぽい感覚になります。
既に少し陽が傾き始めましたが、池田に来た以上、高台にあるワイン城へ向かいました。既に時間も時間でワイン城内の見学は無理そうでしたが、傾いたとはいえ、まだ陽はありましたから、ワイン城から池田市街を見ることは出来そうでした。
池田市街(写真左)から根室本線の跨線橋を渡り、高台のワイン城(写真右)へ
根室本線の跨線橋を渡り終え、坂を登り始めると、初めて見る建物が…
ワイン城下に建てられていた、DCTgarden IKEDA
以前はワイン城利用者用の駐車場＆公共トイレだった場所で、私が初めて目にした建物は、DCTgarden IKEDA という施設でした。
"DCT" ファンの方たちはそのように呼ぶのでしょう。DCTとは、DREAMS COME TRUEのことです。およそ20年にわたり、日本の音楽シーンに君臨しているDREAMS COME TRUE。ヴォーカルの吉田美和さんが池田出身というのは以前から聞いたことがありましたが、このようなドリカム関連の施設がこの場所に出来ていました。
私がここに来た時は、既に最終入館時刻を過ぎており、見学を終えた人たちが外に出ようとしている時間でした。入口近くで様子を見ていて、結構な人数が見学していることがわかりました。今回、私が館内を見学することはありませんでしたが、これからも頑張ってほしい施設ですね、池田のためにも。
その後、私は日没近くまで、ワイン城入口すぐ前の広場で、池田市街をボーッと眺めていました。写真撮影には逆光で厳しい条件でしたが、のんびりしながら肉眼で景色を眺めるには問題なく、またこの日は今回の私の北海道滞在中、唯一、"かつての北海道の夏"らしい、気温、湿度ともに低い、過ごし易い一日でしたから、夕陽にあたりながら景色を楽しみたくなる一日でした。
ワイン城入口すぐ前の広場から見た、夕方の池田市街地
陽も傾き始めた頃、私は散歩がてらワイン城から北方向にのびる散歩道を歩き、池田駅北側の踏切を渡り、池田に来た時に私がいつも利用する ホテルよねくら へと帰りました。夕食はいつものように、十勝牛のステーキ。充実した1日の締めくくりとなりました。
翌朝、池田を出発。ふるさと銀河線沿線を眺める