秋の吉野
【吉野町-川上村境へ】
高見川を渡り、南国栖に入ってきました。
南国栖集落にて (2000.11.26撮影)
静かな静かな南国栖の集落。
たまに軒先におばあちゃんが出てきて、挨拶してくださることがとても嬉しい。挨拶って、本当にいいもんですよね。と言うか、必要なものですよ。私も、挨拶を忘れない人間になりたいですね。
そんなことを考えながら前へ進み、いつのまにか、吉野町-川上村境を越えました。さらに進み、振りかえってみると、いい感じの世界が広がっていました。
川上村に入ってからの吉野川の展望 (2000.11.26撮影)
ここまで進んでくると、「どこで『秋の吉野』の旅を終えるか」を考えだしました。しかし、考えるまでもありません。ここまで来たら、私にとっての旅の終焉は「蜻蛉の滝」以外に考えられないのです。
吉野にお住まいの方と「吉野川」の話をすると、必ずと言ってよいほど出てくるのが、「蜻蛉の滝にも行かれたんですね」の言葉です。
しかし私は、自分の目で蜻蛉の滝を見たことがない。さながら「隠れ滝」のようにひっそりと谷間に存在する蜻蛉の滝をこの目にしたとき、「秋の吉野」の旅が終われるのです。
そして蜻蛉の滝を目指し、私は吉野川本流を離れ、音無川沿いへと進みました。
音無川沿いの西河集落をぬけると、「あきつの公園」が近づいてきます。ここまでくれば、「秋の吉野」の終焉・蜻蛉の滝は、すぐそこです。
蜻蛉の滝への玄関、あきつの公園 (2000.11.26撮影)
「秋の吉野」の旅の終焉、蜻蛉の滝に至る