第7日・箱根湯本駅～箱根峠バス停

神奈川県箱根町

【ようやく芦ノ湖が…】

甘酒茶屋を過ぎ、再び石畳の道へ

甘酒茶屋を過ぎても、相変わらず冴えない天気のもと、芦ノ湖を目指して着実に進んでいます。
既に足にマメを作っている私にとって、石畳の道は楽ではありませんでしたが、芦ノ湖が近づいてきていることを確信し、歩きつづけるのです。

そして、遂に元箱根に到着。芦ノ湖を目にしました。すぐに湖畔に足を向け、芦ノ湖の写真をたくさん撮りました。しかし、せっかくだから、少し角度をつけた芦ノ湖の写真を撮りたい。そうだ、恩賜箱根公園の展望台まで行ってみよう。恩賜箱根公園で芦ノ湖を撮ってから、休憩です。

恩賜箱根公園から眺めた芦ノ湖

お昼御飯を食べ終え、まだ元気が残っていた私は、芦ノ湖を後にして箱根駅伝・往路ゴール前を通り抜け、再び箱根峠を目指して登りはじめました。

それにしても、天下の険・箱根の山に挑むのは、いくつかの苦痛が伴います。「山登り」という観点からすると、標高95mの箱根湯本駅から、標高850mの箱根峠への山登りは、私にとって平均的な行程です。しかし、現代の箱根越えは多くの区間で、アスファルト歩きを余儀なくされるので、靴の選択が非常に難しい。実際、今回の私は箱根越えにあたり、登山靴を選択しましたが、アスファルトの急勾配は登山靴が最も苦手とするもの。結局、私は箱根峠を前にして、できていた足のマメをつぶしてしまいました。

ちょうどいい。今日はもう、歩くのをやめましょう。箱根峠にも着けたことだし…
箱根峠バス停にて私は、毎時1本の帰りのバスを待ちながら、のんびり芦ノ湖を眺めるのでした。

箱根峠から眺めた芦ノ湖

第8日・箱根峠バス停～三島広小路駅へ進む