|
【上泊の集落からは海岸線を離れて急坂へ】 レンタサイクルでスタートした香深から上泊の集落まで、礼文の東岸を北上してきました。しかし、上泊で一度海岸線を離れ、船泊へとショートカットします。ショートカットする為、当然ながら急勾配を余儀なくされます。上泊から始まった登り勾配。すぐに私は自転車をこぐのを諦め、自転車を押して登り勾配を進むことにしました。時間はかかっても、体力的な面から考えて賢明な選択でした。 その登り勾配の途中にあるのが、高山植物園。 高山植物園の園内
礼文島観光の売り文句と言えば、花を見に行きたい島。しかしそこが"日帰り礼文"となると、行程に大きな歪が出てしまう。ゆっくりと島本来の姿を目に焼き付けるには、どう考えても3日は必要でした。今回は島内の、自然散策コースをゆっくり歩いて花に目をやることが出来なかった為、高山植物園でゆっくり勉強させてもらいました。 高山植物園での勉強を終えた後、私は再び上り坂を自転車を押して登り始めました。しかし上り坂はそれほど残っておらず、頂点を過ぎれば自転車の利点で猛スピードで久種湖まで下りました。 久種湖 
残念ながら、高山植物園にいた時間帯は雲が取れて一時的ながらもお日様が見えたにも関わらず、久種湖にたどり着いた頃にはまたまた分厚い雲が上空を覆っていました。ここからしばらくダラダラ走った後、礼文島最北端スコトン岬への最後の急な登りに差し掛かりました。  急勾配を登り切れば、スコトン岬に到着です。 スコトン岬、そして靄の向こうに見えるトド島(海驢島) 
海驢島灯台(靄により撮影は厳しく…)
 スコトン岬からかすかに見える海驢島、そして灯台。とりあえず私も礼文島最北端まで来ました。観光バスでここまで来た人達とは一線を隔したい。自転車でのスコトン岬到達。出発地の香深からおよそ27km。それほど身体に痛みもなく、スコトンに小原の足跡を記すことが出来ました。お目当ての海驢島灯台の写真は靄により今ひとつになりましたが… |
自転車を漕ぐことも不可能な逆風の中、香深港を目指す