|
【我家出発から5時間半、ついに佐渡ヶ島へ上陸】 ついに、ついにこの地を踏みました。佐渡ヶ島。 地図上での直線距離ではこれまでにもっともっと遠い地を何度も踏んできたものの、名古屋周辺からはアクセスしにくいがゆえ、一度も訪れる機会を作ることが出来ずにきた佐渡ヶ島。しかし、やっと、佐渡ヶ島に上陸です。 私が「今度こそ佐渡ヶ島に行こう」と決めたのが、今からちょうど1年半前。佐渡へのアクセスを調べるにつれ、上陸までに相当な時間を要することを理解、「どう考えても1泊では無理、最低でも2泊でのプランニングが必要」なことが明らかになりました。ならば、いつ行くか？ しかも最低2泊。出てきた結論は「2005年の体育の日が絡む3連休に佐渡へ」でした。実際、この機会を逃すと、しばらくは、いや下手をするとずっと佐渡へはたどり着けない可能性が高かったように思います。 そして2005年10月。ついに私は佐渡ヶ島の地に立ちました。 佐渡に入った私は、佐渡入りする前に私自身が頭に描いた2種類の行動プランの中から、自身が"B案"と名づけていたプランを選択しました。2つの案、AとB、何が違ったかと言えば、島内で歩く・移動する距離でした。A,Bのうち、選択したB案は「歩行・移動距離、時間が短い」プランでした。 なぜ、B案を選択したのか？ 答えは簡単。我家から佐渡への移動に、私自身、予想以上に体力消耗していたからでした。我家を出発してから、JR 〜 名鉄空港線 〜 ANA 〜 新潟交通バス(新潟駅行き) 〜 新潟交通バス(フェリーターミナル行き) 〜 佐渡汽船 と乗り継ぎ、やっとたどり着いた佐渡の両津港。既に我家を出発してから5時間半を経過。「初めて、そしてやっと佐渡に来れた」という嬉しさ以上に、私はのしかかる疲労を感じていました。 仕方ない。ここで無理をするわけにはいかない。私は事前にプランニングしたB案、このB案は某旅行ガイドブックに掲載されていた"佐渡2泊3日行動プラン"のパクリそのものでしたが、体力的な負担が少ない割りに佐渡島内を相応に楽しめそうな案だったので、佐渡入りする前から、B案として私の頭の中に入れてありました。と言うか、旅行ガイドブックってのは、相応なことを書かないと売れるわけないか… 私は、B案通り、両津港からまずドンデン山へ向かいました。 標高890mに立つドンデン山荘  両津の港から、自動車で標高を一気に上げて、上げて… 今回は体力的に無理をしない"B案"を選択している為、標高890mまで歩くことなく車で標高を上げました。その、たどり着いた標高890mに立つドンデン山荘。昨年出来たばかりの新しい、公営の山荘。本来の目的となるべき、登山者利用のみならず、普通に食事を取ることも可能なドンデン山荘。この山荘前からの展望は素晴らしいものがありました。  山荘前からの展望は、私が佐渡汽船のジェットフォイル利用でたどり着いた両津港そして両津湾、その右手に加茂湖がきれいに見えていました。それにしても、すごい標高差ですね。佐渡ヶ島が大きな島であることは私自身、来る前から理解していましたが、実際に上の眺めを自分の目で見て、佐渡到着までの体力疲労が吹っ飛びました。雲一つ無い空、とまでいってなくても、これだけの眺めが広がる。これで快晴なら、その素晴らしさはどこまでになるのでしょうね… 山荘前からの展望を楽しんだ私は、「移動距離の少ない＝歩かない」B案でも、"ここだけは歩く"と決めていたドンデン高原の山頂を目指しての15分の歩きが始まりました。 ドンデン山。かつて山麓に鉄の精錬所があり、そこで生じた音に因んでいるらしいドンデンの山名。そして、きれいな花に埋め尽くされるドンデン高原。花に囲まれた山道を少し歩くと、パッと展望が開けました。   柵も無いドンデン高原を、気ままに移動する佐渡牛。ここでは牛が主役。佐渡牛が大きな顔をして私の前を横切っていきました。私は牛さんの動きの邪魔にならないように気をつけながら、すぐそこに迫ったドンデン高原最高点・尻立山の山頂を目指しました。 ドンデン高原最高点・尻立山頂
標高940m・尻立山頂。この尻立山頂からの展望を楽しんでみましょう。 標高940mからの展望は、なかなかのものです。今、ドンデン池が見えていますから、私はほぼ真北方面を見ています。北側だけでなく、他の方向も眺めてみます。   とにかく、ヘトヘトの状態でやってきたドンデン高原。そんな状態でも、この眺めですから、ここまで来てよかったですね。今度また季節を変えて、違う花が咲いている時に再訪したい場所でした。 |
"B案"通り、内海府海岸沿いを北上