coffee break / 三毛別羆事件跡地
【留萌を出発、苫前 三毛別のヒグマ事件跡地 へ】
留萌の丸喜寿司で二晩、ご馳走三昧した私は翌日、留萌から国道232号、というか、旧国鉄羽幌線の沿線を北上、苫前まで進みました。苫前に来ましたので、ここで1ヶ所、羽幌線そして鉄道とは関わりの無いものを眺めてみます。
私が向かった先は、苫前の市街地から少し内陸側に入り、そこから20km弱南下した、三毛別という地域です。
私がたどり着いた三毛別。その三毛別で発生した ヒグマ事件 については、小説や映画などでご存知の方も見えるでしょう。
[三毛別ヒグマ事件]
これほどの奥地にも既に開拓の手が入っていた大正4年12月、冬眠を逸した空腹の巨大ヒグマが開拓民の住居を襲い、10人もの人を殺傷した。最終的にはこのヒグマは射殺されたものの、その後すぐに吹雪がいっそう激しくなり、人々が口々に「クマ嵐だ。クマを仕留めた後には嵐になる」と…
この悲話は、やがて、当時の開拓民の不屈の精神を表すものとして、長く語り継がれることになりました。
事件の跡地は、「三毛別羆事件跡地」として地元の人々により復元され、先人の不屈の開拓精神 と その偉業を伝えています。
羆事件現地復元
開拓小屋と襲いかかるヒグマ…
以前から、私自身、三毛別のヒグマ事件については読み物で知っていましたので、一度は来てみたいと思っていましたから、今回2008年夏、実際に現地を訪れることが出来て良かったですね。復元現場周辺の羽虫の多さには閉口させられましたが、それはまあ、仕方が無いですね。
苫前市街地から三毛別羆事件跡地へとつながる道路は、ベア・ロードと名づけられていて、沿道には数多くの看板、「ベア・ロード」の文字と、さながら「クマのぷーさん」チックな なんとも可愛い親子クマのイラスト…
いいですね、こういうアンバランスさ。私は大好きです。
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