〜 田口集落 〜
【「大都会」の田口を目指して】
北方から東方へのみ展望が開ける宇連山を過ぎ、千枚田の仏坂峠を越えてからも、東海自然歩道はまだまだ北を目指します。
しかし、この地域は公共交通機関でのアクセスが難しく、私も宇連山〜仏坂峠〜岩古谷山まで通しで歩いたことはありません。宇連山からは、いつも海老へ戻る。一方、岩古谷山へは、田口からアプローチするか、もしくは岩古谷山南西の清崎(かつて田口鉄道に駅があった)からアプローチする。どちらにしても、なかなか厳しい勾配が待っている。
そりゃそうです。下界からの岩古谷山をご覧ください。
本当に切り立った地形であり、山頂からは360度の展望が期待できることを、容易に想像させます。
【設楽町 和市集落から望む岩古谷山】
さあ、皆様お待ちかねの？ 岩古谷山山頂(標高799m)からの眺めをご覧頂きましょう。
【岩古谷山頂から設楽町の中心 田口集落を望む】
こうしてみると、つくづく田口集落っていうのは、山また山に囲まれた素敵な街なんだと再認識させられます。そして、田口集落を一望できる岩古谷山は、私をひきつけるのです。ただし、岩古谷山頂は360度遮るものが何も無いので、風が強い時はかなり辛いものがある。上の写真は97年11月撮影のもので、この時は無風でポカポカ、と最高の一日だった。一方、96年秋にこの山頂に来た時は、強風に悩まされ、最悪だった…
この岩古谷山から東海自然歩道を歩くこと2時間半。田口集落にたどりつきます。ここから先は、豊川本流を溯り、かつての田口森林鉄道跡に沿って、御料林・段戸山方面を目指しましょう。
豊川上流を溯り、段戸山方面へ進む