― 私が愛する街 ―

村上

新潟県下越地方

【日本海沿い、笹川流れ】

笹川流れ と呼ばれる、三面川より北側、日本海沿いの50kmほどの海岸線は、景勝地として、その名を轟かせています。「天気がよければ」、笹川流れは、日本海へ落ちる夕陽の作り出す芸術のキャンバスとなるのです。
この海岸線には山が迫っているため、JR羽越本線と国道345号、そして集落が、海岸線に集中しています。

JR羽越本線・桑川駅とキハ40形

日本海の海岸線、笹川流れを目の当たりにする、JR羽越本線・桑川駅。
現在は、桑川駅に「道の駅」が併設されており、大型観光バスの姿も目にします。よって、笹川流れ・桑川付近に、「静かな海岸線」を期待することは難しい。
しかし、「遊歩道完備」の桑川付近を悪く言うつもりはありません。
海岸線・笹川流れへ出てみましょう。

粟島を望む、笹川流れ桑川付近

雲一つない、快晴の午前。笹川流れの対岸、粟島がハッキリと姿を現していた。今回は時間の関係もあり、村上から高速船で55分の粟島へ渡ることは、できませんでした。しかし、粟島の存在は、笹川流れからの日本海の眺めに、素晴らしいアクセントをつけています。雲一つない空、海の色、粟島、を1つにできる笹川流れの初夏を満喫できたことに、喜びがこみ上げてくるのでした。

そして、これだけ晴れ上がると、特急いなほも日本海を横目に、気持ちよく笹川流れを走り抜けるのです。

新潟発青森行 485系特急いなほ (今川駅付近)

もう一息、笹川流れを北上