― 廃止から半年を経て ―

電車が走らなくなった「新関～美濃」

【美濃駅跡へ】

ついに、美濃駅跡が見えてきました。

美濃駅跡到着

もう、電車は走れない。走れるわけがない。それでも、駅は存在しつづける…

そこに、電車が来なくなった美濃駅舎が…

我ながら、そこそこ上手に撮れたと思う美濃駅舎。でも、ちょっと複雑な気分ですね。電車が来なくなってから、やっとそこそこの写真が撮れたなんて…

そして、1番ホームの裏では、1組の親子連れがのんびりと佇み、彼らなりの時間を過ごしていました。

【あとがき】

美濃町線・美濃駅舎(99年10月)

あれから半年。取り壊されることもなく、いや、むしろ美濃町線が走っていた頃よりも綺麗に塗装され直していた、美濃駅舎。

新関～美濃間は、これから急速に姿を変えていくのだろうけれど、この美濃駅舎だけは残していこうよ。ここだけは。

美濃町線・新関～美濃間の廃止から、半年が経ちました。私としては、廃止後、もう一度この区間を訪れて、「街と鉄道・美濃町線新関～美濃シリーズ」の完結編を作ろうと思っていました。
しかし、美濃駅跡までたどり着き、考えを変えました。
「もう一度、あと1年半か2年くらい経ってから、新関～美濃間を訪れよう。その時には、また違ったものを、そして見方をできるはずだ。ただし、『街と鉄道』の記事を作ることを頭に入れての訪問は、その時を最後にしよう。」

「街と鉄道」で新関～美濃間を扱うのは、次回が最後でしょう。しかしその後も、私自身はもちろん、当地を訪れつづけるでしょう。そして、その時は、新関から美濃まで沿線を歩き、帰りは、長良川鉄道・美濃市駅へと向かうのでしょう。

大丈夫だよ。このプランは実行できる。これからも、長良川鉄道が元気でいるのですから。

そう、長良川鉄道は、21世紀を走りつづけるはずなのですから…

長良川鉄道・美濃市駅

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