― 廃止から半年を経て ―

電車が走らなくなった「新関～美濃」

名鉄・関駅

【冴えない？名鉄・関駅】

左写真に示すように、「取ってつけたような」いでたちの名鉄・関駅。
本当にここは、ただのつなぎの駅であって、終着駅と言えるような場所ではありません。

しかし、左写真の関駅がみすぼらしく見えるのは、この写真が完全な逆光だからかもしれませんね。

名鉄側はこんな感じだけど、長良川鉄道側はと言うと…

長良川鉄道・関の方も、名鉄・関と大差ないですね、これじゃ…

さあ、ここ関駅から、「鉄道が走らなくなった美濃町線の旅」をはじめましょう。

長良川鉄道・関駅

【「放置…」、新関～下有知間】

手がつけられていない、新関～下有知間

関駅を出発した私は、新関～下有知間の廃線跡を歩き始めました。この区間は、県道関美濃線との併用区間でしたが、右写真に示すように架線はなくなったものの、レールなどはそのままでした。これが仮に、廃線から10年を経ての状態だったら、残っているレールは感動モノでしょうが、廃線から半年の段階ですから…

しかし、下有知方面へ進むにつれ、レール、枕木が放置されているのは相変わらずであるものの、だいぶ廃線跡らしくなってきます。

草生す新関～下有知間

草生した線路跡。(左写真)
いくら廃線からたった半年でも、レール、枕木を隠すまでになっていました。

下有知駅があった場所までは、まだかなり距離がある。しかし…。進行方向右手に何やら駅が見えてきました。
そう、美濃町線廃止にあたり、長良川鉄道に新設された、関市役所前駅です。

長良川鉄道・関市役所前駅(美濃町線廃線跡から望む)

確かに、関市役所前駅だ。間違いない。しかし、こんな場所に設置されたのでは、関市役所前駅は、下有知駅の替わりとはなり得ない。そりゃ、理由あって、関市役所前駅が現在の地に置かれたのは私も理解する。しかしそれにしても…

とにかく、美濃町線廃線跡から関市役所前駅が見えているのですから、ちょっと行ってみましょう。

関市役所前駅へ