門島駅
【泰阜ダムの門島駅】
唐笠からだいぶ距離がある門島駅。
ここは当時、発電所が建設されることになっていた関係で置かれた駅です。門島駅北方には、現・中部電力の泰阜ダムが構えています。
【写真13：泰阜ダム(放水中)】
この泰阜ダムが出来たということは、すなわち、水上輸送がダムで途切れたということです。つまり、三信鉄道がちゃんと完成しなかったら、交通手段がなくなったのです。これ、鉄道を作った者(カ子ト他)にとっては、モノ凄いプレッシャーだった事でしょう。ここでの鉄道敷設工事に失敗は許されなかったのですから。しかも、線路を敷設したい土地は、とんでもなく険しい峡谷…
当時、三信鉄道敷設計画が出されると、「鉄道がちゃんと完成する」との見込みから、色々な2次計画が生まれた。こうなると、大元の三信鉄道敷設がコケることは許されなくなった。
やっぱり、旧三信鉄道敷設って、凄いことだったんだ。泰阜ダム放水による水飛沫を浴びながら、想いを新たにしました。
【写真14：泰阜発電所(門島駅北方すぐ)】
さあ、門島駅へ戻ろう。そろそろ電車が来るはずだ。
【写真15：門島駅構内で対向待ちの豊橋行119系】
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