国鉄美幸線
【天の川トンネルへ】
仁宇布を過ぎ、北見枝幸駅を目指して敷設が進んだものの、列車が走ることなく未成線として終わった区間に入ってきました。
しかし、仁宇布の次の駅設置予定地が、仁宇布からおよそ24kmもある、歌登町大曲集落だったこともあり、私も坦々と進む。この間で、有名なものと言えば、天の川トンネルなのでしょう。
美幸線敷設工事中止の後、美幸線用トンネルを拡幅の上、一般道路に転用したのが天の川トンネル。それにしても、周囲には何もない…
天の川トンネル (歌登町側)
【志美宇丹で】
志美宇丹に残る美幸線の遺構
志美宇丹まで進んできました。周辺では一番大きな集落、志美宇丹。当然、駅も設置されるはずであった、志美宇丹。私としては、美幸線の遺構を目にすると寂しいものがある。しかし、ここには、保育園、小学校、中学校がある。しかも、この秋には、学校創立何周年だかの記念式典があるという。
「学校が存続している。」
そう、ここには街がある。人のつながりがある。何か、こみあげるものがありました。
そして当日、現地で2,3回 顔をあわせることになった郵便配達のお兄さんは、顔をあわせる度に、挨拶して下さった。
私が訪れた志美宇丹には、素敵な世界が広がっていました。
そして、北見枝幸駅を目指した美幸線
保育園がある…