JR名寄本線

【早くオホーツクが見たい】

道の駅・おこっぺ内

興部町に入り、私は、名寄本線が立ち寄った宇津駅、北興駅に目もくれず、一直線にオホーツクを目指しました。「道央'99」の行程において、ここまで一度も出てきていないもの、それは海でした。
「早く海へ」
この想いを胸に、一気に興部駅跡まで走りました。実際のところ、興部駅跡からオホーツクの海岸まではまだ2km以上あるのだけれど、ひとまず、興部駅跡、現在の道の駅・おこっぺ内に作られた興部交通記念館に入る。
この興部交通記念館で印象に残ったことは、名寄本線廃止を打診された後の地元自治体の路線維持に向けての動きに関する記述でしたでしょうか。
「本線と名のつく鉄道を廃止されてなるものか」との気持ちと、一向に好転しなかった営業収支との間で苦しんでいた様子が、手に取るように伝わってきました。

ひとしきり、興部交通記念館のある道の駅・おこっぺ内で撮影をした後、バス乗り場に行ってみると、バスが来ました。

興部バスターミナルに入ってきた「現代」の興浜南線

雄武行バス。そう、これまた廃止に追い込まれた、興浜南線の代替バスではないですか。そうだ。私も興部で、興浜南線に乗り換えましょう。
と言うことで、今回の「道央'99」における名寄本線の旅は、突然、終わりを迎えることとなりました。

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