JR天北線

【猿払村、芦野から先へ進む】

【鬼志別～芦野間線路跡】

だいぶオホーツクに近づきましたが、オホーツクに出ることもなく南へ進路をとった天北線。
この天北線が走った線路跡も、だんだん自然にかえりつつあります。

この辺りまで来ると、芦野駅跡は、もうすぐです。

芦野駅跡には、小石で見た交通公園看板と同じものがある。どうやら猿払村は、天北線駅跡を交通公園にするようです。しかし、交通公園って言っても、あずまやだけなのですが、これで完成なのかな？

【芦野駅跡】

【芦野～猿払間線路跡】

芦野から先、線路跡は立派な舗装路に変身です。と言うより、芦野以南はかつての天北線線路の舗装化が完了し、芦野以北が手付かずのままになっていると言うべきかもしれない。
この舗装路を行くと、猿払駅が近づきます。

推測通り、猿払村の天北線駅跡には交通公園ができる(た?)ようです。

猿払駅から先も、オホーツクを見ることなく、天北線は南下していきます。

そろそろ太陽が傾いてきた。せっかく道北にいるのに、クッチャロ湖に行かない手はない。天北線廃線跡は、似たり寄ったりだから、ラムサール条約に登録されているクッチャロ湖畔を歩きにいこう。
【クッチャロ湖畔】

とてもきれいな湖畔。このクッチャロ湖にはキャンプ場があるのですが、その割には思ったより静かでした。ただ、もう少し、野鳥がいるんではないか、と期待していたのですが…

それなら、遊歩道に行こう。クッチャロ湖の自然を満喫できるだろう。そう思って歩きにいくと、あたりは一段と静けさを増し、いい感じとなった。相変わらず野鳥はいなかったけど…
それなら、草花は？
草花も思ったほどではなかった。あえて何か見つけるとしたら…
コウリンカだったかな。
【クッチャロ湖畔のコウリンカ】

本当に日暮れが近づいてきた。
本日宿泊予定の、浜頓別駅跡近くの宿へ急ごう。それと、バスターミナルに生まれ変わった浜頓別駅跡の撮影も今日中にしておこう。

【浜頓別駅跡にて】

【浜頓別駅跡北方】

かつて、浜頓別駅は、天北線と興浜北線の接続する道北の鉄道の要衝として栄えました。
しかし、興浜北線、天北線の順に、浜頓別は鉄道を失い、鉄道のない街になってしまいました。この浜頓別駅跡もバスターミナルに変身し、中には鉄道ゆかりの品の展示コーナーがあります。残念ながら、ここ浜頓別では、鬼志別で出会った男性のような人は現れませんでした。
【生まれ変わった浜頓別バスターミナル】

これで、今日の行程は完全におしまいです。私は、荷物を抱え、宿泊する「浜頓ホテル」に入りました。

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