渥美線・廃線区間(三河田原～黒川原)

【三河田原駅から廃線跡を歩く】

三河田原駅を出て、駅奥へ歩いてみる。

【三河田原駅奥方】

駅奥には、車止があるにはあるが、好きに立ち入りができるような状態。そして、ここから先は、線路跡がそのまま生活道路になっている。

廃線好きの私にとっても、あまり興味を持てないような、「匂いのない」線路跡を進むと、小さな清谷川にぶつかる。JTB出版「鉄道廃線跡を歩く4」によれば、清谷川に架けられていた橋は、河川工事により跡形も失くなっていることになっている。まあ、そんなものだろうと思って清谷川を眺めていると、川の真ん中に小さな橋脚跡のような、丸いものがある。位置的には、まさに渥美線の橋が架かっていたはずの場所である。しかしそれが、渥美線の残骸かどうかは重要ではない。渥美線のものかもしれないし、違うかもしれない。でも、廃線の遺構とは所詮、その程度のものであろう。

【清谷川にて】

ここから先、少し行くと線路跡は未舗装の生活道路に変身する。
のどかな風景。しかし、鉄道の匂いが感じられないのは、終戦前に鉄道が消えたからか、それとも…

線路跡の未舗装路は、国道259号バイパスにぶつかると、突然消滅する。そしてすぐ、渥美線・廃線区間は終わりを告げる。ここから先、渥美線は未成線区間に入っていきます。

【三河田原～黒川原間】

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