秋の吉野
【吉野山のシンボル・蔵王堂】
吉野山のシンボルであることに誰も異存はないであろう、金峯山寺蔵王堂。多くの観光客と同じく、私も蔵王堂の前に立つと必ずやカメラを向けるのです。桜の季節と同じように…
蔵王堂、朝の静寂 (2000.10.15撮影)
人、人、人の桜の時期と違い、静かな朝を迎えていた蔵王堂。しかし、この日の午後、蔵王堂境内は活気に満ち溢れるものになるのです。
秋祭りのにぎわい、蔵王堂 (2000.10.15撮影)
広い蔵王堂境内と秋祭り (2000.10.15撮影)
祭りは、人を呼びます。
普段の私は、その街に触れるとき、「その街のありのままの姿に触れたい」と思っています。しかし、私がこれだけ通う、吉野。これだけ通っているのだから、年1回しか見せない顔を見せて頂いてもよいでしょう。その、年1回しか見せない顔、こと、吉野山秋祭り。私も祭りを楽しませて頂きました。
生憎の雨模様の中…
せっかくの年1回のお祭りの日に、散々降った雨。それが翌日になると、すっかり晴れわたっていました。こんなもんなんですかね。
快晴の秋の朝、蔵王堂 (2000.10.16撮影)
しかし、11月を迎え、吉野山も冬支度をはじめた頃、蔵王堂はまったく違う顔を見せます。
厳しい冬を間近に控えた蔵王堂 (2000.11.25撮影)
そして、秋祭りの日にはあんなに賑やかだった境内も、冬の訪れを充分に予感させてくれるものでした。
静かな、とにかく静かな、紅い 蔵王堂境内、玉垣 (2000.11.25撮影)
吉野山のシンボル・蔵王堂は、静かに21世紀の訪れを待っています。
21世紀の訪れを待つ、蔵王堂 (2000.11.27撮影)
秋の南朝妙法殿へ