信越本線旧線

米山周辺
(新潟県上越地方)

【はじめに】

新潟県南部・上越地方。近代の上越地方の交通は、直江津(現・上越市)を起点に発達しました。鉄道ファンにとって直江津と言えば、直江津港を中心に鉄道がT字形状に走る、「鉄道の街」です。直江津周辺は、早い時期から鉄道が敷かれた地域だけに、その後、多くの線路付替区間が発生しました。
その中で今回は、直江津の北東側、「米山さん」周辺の信越本線沿線と、線路付替により廃棄された線路跡をのんびり眺めていきましょう。

【柿崎へ】

直江津を離れ、柿崎まで来た信越本線は、日本海に出ることになります。
まず、柿崎駅で少し時間を取りましょう。

柿崎駅

昔の雰囲気を失っている柿崎駅とは言え、駅員さんが居る駅は、無人駅にない温かさを残しています。昔と違い、鉄道が不当に低く扱われる場合がある現代でも、駅員の居る駅に来ると、鉄道好きの人間は落ち着けます。

さあ、これから、信越本線は日本海とともに進んでいきます。柿崎～米山間は、センチメートル単位？の線路付替程度しかないようですが、このページでも本区間を扱っていきましょう。それは、信越本線のこの区間が見せてくれる、素晴らしい風景を無視することはできないですから。

米山へ向け、日本海沿いを進む