― 廃止から1年半… ―

名鉄八百津線・廃線

明智 - 兼山口 - 兼山 - 中野 - 八百津
(岐阜県可児市,御嵩町,兼山町,八百津町)

【可児川橋梁は放置状態…】

　更に先へと進み、可児川の河川敷までたどり着くと…

可児川橋梁、　左・八百津方面、右・明智方面

　あぁ、完全なる放置。
　八百津線現役時代、写真撮影ポイントの1つだった可児川橋梁はそのままでした。少し近づいてみましょう。

可児川橋梁、明智側から八百津側を眺める

　永遠にこの橋梁が残るわけはないでしょうが、とりあえず今日は橋梁があった、目にすることができたことを喜ぶことにします。
　そして可児川を渡ると、八百津線廃線跡は可児市とは別れを告げて御嵩町に入っていきます。

可児川を渡り御嵩町に入ると眺めは一気にのどかなものに

　八百津線廃線跡は御嵩町に入りました。この御嵩町内、実は線路跡はほとんど手付かずの状態で放置されたさまを見ることになりました。この後しばらく続く "放置された線路跡" を静かに眺めてみましょう。小原輝もいったん口をつぐみます。

国道21号の下をくぐった後も状況は変わらず、レールは八百津方面へとのびる

ここも八百津線の撮影名所でした。1500V時代の架線設備の残骸とともに

さすがに小さな踏切があった場所には手が入っている…

この場所も現役時代は素敵な雰囲気でした

進路を右にとると、兼山口駅は近い

　いい雰囲気が続きました。そして八百津線は進路を右に取りました。

兼山口駅はすぐそこ

　お、前方にまた踏切があったんだっけ…　ん？　なんか違うぞ…

ここで線路跡が大きく切り崩され、その先はアスファルトだ

　既に兼山口駅跡まであとほんのわずかの地点まで来ています。そして八百津線線路跡はいきなりアスファルトになってしまいました。実はここは御嵩町と兼山町の町境。これまでにも線路跡の状況が市町村境の前後で大きく変わる例は多く見てきました。そしてここ、兼山口駅跡直前でも同じ状況を見ることになりました。