北陸本線旧線

― 今庄～敦賀～木ノ本 ―

【葉原から敦賀駅、そして柳ヶ瀬越えへ】

またまた現れた廃線跡のトンネルですが、今度は「信号機つき」です。

信号機つきの葉原トンネル

今庄～敦賀の線路付替による廃線跡のトンネルにおいて、唯一の信号機つきの葉原トンネル。せっかくですから、信号が青になるまで、記念撮影でもしていましょう。廃線トンネルを利用した道路において、信号機つきというのはそれほど珍しい存在でもないのですが、今庄～敦賀間では唯一の存在ですので、「街と鉄道」にも載せておきます。

そして、信号が青になるや、車で一気に突っ走り、敦賀駅へと到着したのでした。

敦賀駅

敦賀の街に入り、わずかながらも鉄道とは無縁の世界に触れた後、敦賀から先、木ノ本駅を目指して再び線路付替による廃線跡(通称柳ヶ瀬越え)へと入っていきました。

小刀根トンネル跡

わずかに進むと、明治の姿そのままの小刀根トンネルがポッカリ口をあけています。
コンクリートで穴埋めされることもなく、今でもポッカリ口をあけた姿を目にして、なぜだかホッとしました。

しかし、柳ヶ瀬越えの廃線区間で一番有名なトンネルは、小刀根トンネルからさらに進んだ地点にある、柳ヶ瀬トンネルでしょう。

無骨な北陸自動車道の高架に踏み潰されそうになりながらも、今も元気な柳ヶ瀬トンネル。

信号機もしっかり動作し、これからも柳ヶ瀬トンネルは、自動車用道路として頑張りつづけるのでしょう。

柳ヶ瀬トンネルを抜けると、敦賀付近の線路付替による廃線跡の終わりが近づいてきます。そこで、廃線跡を離れ、現在の北陸本線の駅でも見に行きましょう。木ノ本駅にたどり着く前の余呉駅に…

柳ヶ瀬トンネル(信号機つき)

現役の余呉駅へ