佐久間線跡の旅の終焉




【佐久間線の終焉】

最終的に佐久間線は、どこが終着駅になるはずだったのか、よくわかりません。


【写真22:飯田線・佐久間駅】




佐久間駅で飯田線に接続したかもしれないし、一度、南下して天竜川を渡って、中部天竜まで行ってから、飯田線に接続したのかもしれない。


【写真23:佐久間〜中部天竜 間、天竜川鉄橋】

【写真24:飯田線・中部天竜駅】



でも、どちらが佐久間線の終着となるはずだったかは、あまり問題ではないでしょう。

結局、光明電鉄の夢は叶わなかった。形は変わり、国鉄が引き継いでも、天竜川沿いの鉄道空白地帯が消えることはなかった。
今や、当地域は、新しい交通機関の話をまったく聞かない地域となってしまった。日本の近代史に、燦然と名を残した佐久間地方も、今や寂しい状態です。
将来、佐久間地方が、これまでのような注目を集めることは二度とないでしょう。
それでもいい。私はこれからも、佐久間に通う…



【参考資料】
国土地理院25000分の1地形図:二俣・秋葉山・中部・佐久間
静岡県鉄道興亡史:森信勝(静岡新聞社)
全国「未成線」大全科:「旅」97年7月号別冊付録(JTB出版)


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