当別市街～モエレ沼公園

　【今夏新千歳空港到着後、最初に向かったモエレ沼公園】

　今夏の旅において、新千歳空港到着後、真っ先に向かったのがモエレ沼公園でした。

水郷東大橋の上から見るモエレ沼

　今夏の私の行程の場合、当別を目指しての道中、まず立ち寄ったのがモエレ沼、との位置づけでした。　このモエレ沼。　札幌市街から見て北側に位置し、札幌の近郊飛行場である丘珠空港のすぐ近く、と説明するとわかりやすいでしょうか。
　正直なところ、道外から来る観光客のメイン訪問先ではないモエレ沼ですが、だからこそ、「街と鉄道」では取り上げる、といったところでしょうか。こういうのもありですよね。

　このモエレ沼公園には、標高62mの人工の山、"モエレ山"があります。アイヌ語で静かな水面・ゆったりと流れるを意味するという「モイレペツ」からきたという地名「モエレ沼」。そのほとりの人工山・モエレ山は、ふもと(ふもとという表現が正しいかは疑問ですが)から見るに、頂上からの展望は良さそうです。私はすぐ隣の施設(ガラスのピラミッド)でお弁当を調達。モエレ山の山頂？を目指しました。

ふもと? から見たモエレ山の全容

　山頂に登り、周囲を見晴らす。確かに、なかなかの展望。　ただしこの日のモエレ山の山頂は、遮るものが何もないこともあって風がとても強いことに閉口させられましたが、眺め自体はとても良かったですね。これならば、道内の人が「今日はちょっと近場に出かけるか」の際の選択肢の一つとなりそうに感じました。

モエレ山の山頂からの展望(1)　中央は"ガラスのピラミッド"という施設です

モエレ山の山頂からの展望(2)　中央は"野外ステージ"

モエレ山の山頂からの展望(3)　中央は"カラマツの森"

モエレ山の山頂からの展望(4)　"モエレ沼南側"を見る

モエレ山の山頂からの展望(5)　中央は"丘珠空港"

　いやぁ、なかなかの眺めでした。そして、とんでもない強風でした。(笑)

　【留萌2008の旅の終わりに】

　これで10年続いてきた、「街と鉄道・夏の北海道シリーズ」。　私自身、この10年よく続けてきたな、と思うと同時に、北海道、いや北海道だけでなく、あらゆる地域の様子が変わってきたなと感じさせられます。それは言うまでもなく、昨今どんなに鈍い人間でも「これは地球がぶっ壊れてきたな」と感じさせられるレベルまで来てしまった環境破壊ですね。　北海道の場合、「北海道の歴史は、開拓の歴史」でもあり、あまり北海道を知らない人が北海道に対して抱いている「北海道＝大自然」というイメージが実は違い、私が北海道に触れる機会を増やすほどに、「ぶっちゃけた話、これから先、開発優先の北海道はどうなるのだろう」との想いを持つようになってしまっています。
　次の10年。北海道はどこへ行くのでしょう。そんなことは誰にもわからない、と言っていまえばそれまでだし、北海道どころか、地球がどこへ？　というレベルなのでしょうか。　それでも、「街と鉄道」は北海道にこだわり続け、これからも北海道を見ていきたいと思います。皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

完

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