－　生き残ることが出来なかった我が町の鉄道　－

名鉄三河線・吉良吉田～碧南

【三河旭、棚尾、玉津浦、そして碧南へ】

三河旭駅

　次の列車を待つ親子連れ。この写真も2000年9月9日撮影ですが、彼女たちも翌日におこる天災など想像すら出来なかったはず。しかしそれが我々の日常の生活です。

棚尾駅

玉津浦駅

　かつてここが海水浴場への最寄駅だったことなど、今となっては想像すら不可能な玉津浦駅周辺。
　利用者数も寂しい限りのものでしたが、駅は駅らしく、私が大嫌いな落書きも少なく静かに"最後の時"を待っています。

キハ30、玉津浦駅にて(写真奥が碧南方面)

キハ30、玉津浦駅にて(写真奥が吉良吉田方面)

【終点碧南、そしてあとがき】

　碧南駅。ここから先は三河線の"毎時4本の電車"が刈谷、知立方面へと向かっている。そう、"違う世界"へ、路線廃止などあり得ない区間が続いているのです。

キハ20、碧南駅にて

碧南駅

　2004年2月。
　生き残ることが出来なかった我が町の鉄道の運転も残り僅かになってきました。
　もう今となってはどうにもなりませんが、これから先は「作っては捨て」という悪しき習慣はやめていきたいですよね…

つづく…